アメリカの金貨といえば、イーグル金貨です。たいまつを掲げた自由の女神と、アメリカの国鳥である白頭ワシが描かれた、アメリカ造幣局の地金型金貨で、ウィーン金貨やメイプルリーフ金貨と並ぶ代表的な金貨のひとつです。
この記事では、金貨を毎日仕入れて販売している恵比寿コインが、イーグル金貨の基本、図柄にこめられた意味、22Kでできている理由と重さの勘違いしやすいところ、そして最近1/10オンスを選ぶ方が増えている理由を、一緒に見ていきます。
- イーグル金貨の基本(純度・重さ・大きさ・額面)
- 自由の女神と白頭ワシ、それぞれの図柄の意味
- 2021年に変わった裏面の図柄(タイプ1とタイプ2)
- 22Kなので、1オンス金貨は約33.9g(金はちょうど1オンス)
- 2024〜2025年ごろから、1/10オンスを選ぶ方が増えている理由

イーグル金貨とは
イーグル金貨は、アメリカ造幣局が1986年から発行している地金型の金貨です。アメリカの国が作り、金の量と純度を保証している金貨で、世界中で取引されています。
| 発行 | アメリカ造幣局 |
|---|---|
| 発行開始 | 1986年 |
| 金の純度 | 22K(金91.67%)。残りは銀と銅 |
| 大きさ | 1オンス・1/2オンス・1/4オンス・1/10オンス |
| 額面 | 50ドル・25ドル・10ドル・5ドル |
| 1オンス金貨の重さ | 約33.9g(そのうち金がちょうど1オンス=約31.1g) |
図柄にこめられた意味
表面:たいまつとオリーブの枝を持つ自由の女神
表面には、自由の女神(リバティ)が、朝日の光を背に、こちらへ歩いてくる姿が描かれています。この図柄は、1907年から作られたアメリカの20ドル金貨の、名作と呼ばれるデザインを受けついだものです。
女神は、右手にたいまつ、左手にオリーブの枝を持っています。たいまつは道を照らす自由の光を、オリーブの枝は平和を表しています。左下には、アメリカの国会議事堂も小さく描かれています。自由と平和を掲げる国としてのアメリカが、1枚に込められた図柄です。

裏面:アメリカの国鳥、白頭ワシ
裏面に描かれているのは、白頭ワシ(ハクトウワシ)です。白頭ワシはアメリカの国鳥で、国の紋章にも使われている、アメリカを象徴する鳥です。自由の女神と白頭ワシ。表の自由の女神と、裏の白頭ワシ。どちらもアメリカを象徴するものが、1枚の表と裏に描かれています。
2021年に変わった裏面:タイプ1とタイプ2
イーグル金貨の裏面の図柄は、2021年の途中で新しくなりました。それまでの図柄をタイプ1、新しい図柄をタイプ2と呼んで区別しています。
| 年号 | 図柄 | |
|---|---|---|
| タイプ1 | 1986年〜2021年の前半 | オリーブの枝をくわえて巣へ戻るワシと、巣で待つ母鳥とひなを描いた「ワシの家族」の図柄 |
| タイプ2 | 2021年の後半〜 | 白頭ワシの横顔を大きく描いた図柄。羽の一枚一枚まで細かく彫られています |


2021年は、タイプ1とタイプ2の両方がある年号です。年号をそろえて集めている方は、どちらのタイプかも確かめてみてください。
22Kなので、1オンス金貨は約33.9g
ウィーン金貨やメイプルリーフ金貨が純金(24K)なのに対して、イーグル金貨は22Kです。金に銀と銅を少し混ぜているので、純金より少し硬く、傷がつきにくいのが特徴です。
ここで勘違いされやすいのが、重さです。メイプルリーフ金貨やウィーン金貨の1オンス金貨は、重さが約31.1gです。ところが、イーグル金貨の1オンス金貨は約33.9gあります。
| 1オンス金貨 | 全体の重さ | 金の量 |
|---|---|---|
| メイプルリーフ金貨・ウィーン金貨(24K) | 約31.1g | ちょうど1オンス |
| イーグル金貨(22K) | 約33.9g | ちょうど1オンス |
これは、銀と銅を混ぜたぶん重くなっているためで、中に入っている金の量は、どちらもちょうど1オンスです。「重いから金がたくさん入っている」わけでも、「22Kだから金が少ない」わけでもありません。
24Kの金貨についてはウィーン金貨とはやメイプル金貨とはもあわせてどうぞ。
イーグル金貨を選ぶのはこんな方
当店でイーグル金貨を選ばれるのは、アメリカが好きな方や、アメリカの国が作った金貨であることに意味を感じる方が多い印象です。そして何より、デザインがかっこいい。自由の女神と白頭ワシの組み合わせは、ほかの金貨にはない力強さがあります。
1オンスより1/10オンスを選ぶ方が増えています
以前は1オンス金貨がよく出ていましたが、2024年から2025年ごろにかけて、金の値段が上がるにつれて、1オンスよりも1/10オンスなどの小さい金貨を選ぶ方が少しずつ増えてきました。これは、当店で金貨を販売していて実感していることです。

理由は、ほかの金貨と同じで、値段です。たとえば1オンス金貨を売ると、いまの金の値段では、70万円ほどになります(金の相場によって変わります)。1/10オンスなら、その10分の1の7万円ほどです。
1/10オンスは、同じ金の量で比べると、最初に買うときは1オンスより少し割高になります。それでも1/10オンスを選ぶ方が増えているのは、次のような理由からだと思います。
- 人に贈りやすい金額:1オンス金貨を気軽に贈るのは難しくても、1/10オンスなら、お祝いや記念日の贈り物にしやすい金額です。
- 売るときに分けやすい:金貨を売ってもうけが出たときの税金には、年間で一定の金額まではかからない枠があります。小さい金貨を何枚かに分けて持っておけば、必要なぶんだけ売って、その枠の中におさめやすくなります。
金貨を売ったときのもうけは、原則として「譲渡所得」になり、年間50万円の特別控除があります。持っていた期間などで計算が変わるので、くわしくは税務署や税理士にご確認ください。
年号にこだわらない買い方もできます
イーグル金貨は毎年同じ表面の図柄で作られているので、年号にこだわらなければ、年号おまかせでご用意することもできます。「年号は何年でもいいから、イーグル金貨が欲しい」という方は、お気軽にご相談ください。
イーグル金貨は、仕入れで変わったことが起きにくい、安定した金貨です。地金型なので、相場で値段が決まるところも分かりやすいと思います。
選ぶのに迷ったら、ご相談ください
どの大きさにするか、年号をどうするかなど、迷ったらお気軽にご相談ください。
- お店で:〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2-3-15 エビスエイトビル1F(12:00〜19:00・水曜・日曜定休)
- お電話で:0120-480-990(同じ時間帯)
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金貨の売り方は金貨の買取ガイドにまとめています。
よくある質問
Q. イーグル金貨の純度は?
22K(金91.67%)です。残りは銀と銅で、純金より少し硬く、傷がつきにくくなっています。
Q. イーグル金貨の1オンスはなぜ33.9gもあるのですか?
22Kで銀と銅を混ぜているぶん重くなっているためです。中に入っている金の量は、24Kの1オンス金貨と同じ、ちょうど1オンス(約31.1g)です。
Q. タイプ1とタイプ2の違いは?
裏面の図柄の違いです。2021年の前半までのタイプ1は「ワシの家族」、2021年の後半からのタイプ2は白頭ワシの横顔を描いています。
Q. 自由の女神が持っているものの意味は?
右手のたいまつは道を照らす自由の光を、左手のオリーブの枝は平和を表しています。
Q. 1オンスと1/10オンス、どちらがいいですか?
目的によります。同じ金の量なら1オンスのほうが割安ですが、1/10オンスは人に贈りやすく、売るときも必要なぶんだけ分けて売りやすいため、選ぶ方が増えています。
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