メイプル金貨とは?価格・価値と特徴|メイプルリーフ金貨を専門店が解説

銘柄ガイド

「金貨を1枚持ってみたい」と思って調べ始めると、必ず名前が挙がるのがカナダのメイプルリーフ金貨です。世界でいちばん広く流通している金貨のひとつで、当店の店頭でも「初めての金貨」としてお選びいただくことが最も多い定番です。この記事では、メイプルリーフ金貨がなぜ定番であり続けるのかを、日々仕入れと買取で実物を扱っている専門店の目線で解説します。

この記事でわかること

  • メイプルリーフ金貨の基本情報と「純度.9999」の意味
  • 1979年の誕生から現在までの歴史と、肖像の変遷(なぜ英国王室の顔が入っているのか)
  • サイズ展開(1オンス〜1g)と、500円玉と比べた大きさ・重さ・厚み
  • 本日のサイズ別価格と、どこで・どう買うか
  • 価格の決まり方と、買うとき・売るときに見られるポイント
  • 他店ではあまり紹介されない、メイプル金貨ならではの偽造対策(放射状ライン・マイクロ刻印)を拡大写真で
メイプルリーフ金貨 価値と特徴を専門店が解説
  1. メイプルリーフ金貨とは?
  2. 誕生の物語 — 「純金の金貨」を世界で初めて広めた
  3. デザイン — 45年以上変わらないメイプルリーフ
    1. 表面:サトウカエデの葉
    2. 裏面:君主の肖像 — なぜカナダの金貨に英国王室の顔なのか
  4. コイン屋として伝えたい、メイプル金貨の偽造対策
    1. 1. 放射状のライン — 光の反射で本物が分かる
    2. 2. マイクロ刻印のスモール楓 — 中に発行年の下2桁
    3. 3. 縁のリーディングと、葉の細かい模様
    4. 店頭で確認している順番
  5. サイズ展開と選び方
  6. メイプル金貨の価格 — 「今日いくら?」の調べ方
    1. 本日のメイプル金貨の価格(サイズ別)
    2. 専門店が見ているポイント
    3. 店によって価格が違うのはなぜか — 手数料の話
  7. メイプル金貨の買い方 — どこで買えるか、支払い、海外で買うとき
  8. メイプル金貨の買取価格の見方
  9. 保管方法 — 純金は想像以上に柔らかい
  10. 銀貨・プラチナ貨もある「メイプルファミリー」
  11. 他の主要金貨との比較
  12. よくあるご質問
    1. Q. メイプルリーフ金貨はいくらで買えますか?
    2. Q. 古い年号のものと新しい年号、どちらが良いですか?
    3. Q. 偽物が心配です。
    4. Q. 手持ちのメイプルリーフ金貨を売りたいのですが。
    5. Q. メイプル金貨はどこで買うのが安いですか?
    6. Q. 証明書やシリアルナンバーは付いていますか?
    7. Q. メイプルとウィーン金貨、どちらがいいですか?
    8. Q. 金貨と金のインゴット(延べ棒)、どちらが得ですか?
    9. Q. ペンダントや枠に加工したメイプル金貨も買い取ってもらえますか?
    10. Q. いちばん小さいメイプル金貨はどれですか?
    11. Q. 初めて金を買うのですが、何から調べればいいですか?
  13. 販売中のメイプルリーフ金貨
  14. まとめ

メイプルリーフ金貨とは?

メイプルリーフ金貨は、カナダの国営造幣局であるカナダ王室造幣局(Royal Canadian Mint)が1979年から発行している地金型金貨です。カナダの国章であるサトウカエデの葉(メイプルリーフ)を刻んだデザインと、99.99%という高い純度で知られ、世界中の貴金属ディーラーで日常的に売買されています。カナダの法定通貨でもあり、1オンス金貨には50カナダドルの額面が付いています。

名称 メイプルリーフ金貨(「メープルリーフ金貨」「メイプル金貨」とも表記されます)
発行国 カナダ
発行元 カナダ王室造幣局(Royal Canadian Mint)
発行開始 1979年(現在も毎年発行中)
純度 99.99%(フォーナイン)。1982年11月以降
種類 地金型金貨(このほか銀貨・プラチナ貨もあり)
サイズ 1オンス/1/2オンス/1/4オンス/1/10オンス/1/20オンス・1gなどの極小サイズ

誕生の物語 — 「純金の金貨」を世界で初めて広めた

1979年当時、世界の地金型金貨市場はほぼ南アフリカのクルーガーランド金貨の独壇場でした。そこにカナダが投入したのがメイプルリーフ金貨です。クルーガーランドが強度を高めるため銅を加えた22金(純度91.67%)だったのに対し、メイプルリーフは純度99.9%の「純金」を打ち出したのが画期的でした。

さらに1982年11月には純度を99.99%(フォーナイン)へ引き上げます。.9999の純度を実現した地金型金貨は世界初で、以降「純金の金貨といえばメイプルリーフ」という地位を確立しました。のちに登場したウィーン金貨(オーストリア)やカンガルー金貨(オーストラリア)、バッファロー金貨(アメリカ)など、現在の主要な.9999金貨はいずれもメイプルリーフが切り開いた流れの上にあります。

デザイン — 45年以上変わらないメイプルリーフ

表面:サトウカエデの葉

メイプルリーフ金貨 表面 サトウカエデの葉のデザイン

1979年の初鋳から現在まで、葉のデザインは基本的に変わっていません。彫刻家ウォルター・オット(Walter Ott)が原型を手がけた1枚のサトウカエデの葉が、鏡のように磨かれた地金の上に浮かび上がります。毎年デザインが変わるコレクター向けシリーズと違い、「いつ買っても同じ顔」であることが、世界中どこでも通用する信頼につながっています。

近年のものをよく見ると、葉の周囲に細かい放射状のライン、葉の下に小さなメイプルリーフのマークが入っています。これがカナダ王室造幣局の偽造対策で、当店がメイプル金貨を「ただの金」ではなくコインとして推す理由でもあります。次の章で拡大写真とともに解説します。

裏面:君主の肖像 — なぜカナダの金貨に英国王室の顔なのか

メイプルリーフ金貨 裏面 チャールズ3世の肖像

裏面には君主の肖像が刻まれます。「カナダの金貨なのに、なぜイギリスの王様?」と店頭でもよく聞かれますが、答えはカナダが英国王を国家元首とする立憲君主制の国だからです。カナダは英連邦の一員で、国王はイギリス国王であると同時に「カナダ国王」でもあります。硬貨は国の信用で発行されるものなので、1セント硬貨から地金型金貨まで、カナダの硬貨には国家元首である君主の肖像を入れるのが決まりです。同じ理由で、イギリスのブリタニア金貨やオーストラリアのカンガルー金貨にも同じ君主が描かれています。

肖像はカナダ独自のもので、イギリスの硬貨とは別の彫刻家が手がけています。エリザベス2世の在位70年の間に肖像は3回改められ、メイプルリーフ金貨はこの3つの顔と、現在のチャールズ3世の計4種類が存在します。

メイプルリーフ金貨 肖像の変遷 1979年から現在
年代 肖像 彫刻家 特徴
1979〜1989 エリザベス2世(第1肖像) アーノルド・マシン ティアラを着けた若い女王。英国の切手や硬貨と同じ原型
1990〜2003 エリザベス2世(第2肖像) ドラ・ド・ペドリー=ハント カナダ人が初めて手がけた君主像。ダイヤモンドの王冠が特徴
2004〜2023 エリザベス2世(第3肖像) スザンナ・ブラント 王冠なしの晩年の肖像。カナダ独自の親しみやすい表現
2024〜現在 チャールズ3世 スティーヴン・ロサティ 左向き。君主が代わるたびに向きが反転する伝統どおり
メイプルリーフ金貨 肖像 エリザベス2世 1979〜1989年(1988年銘)
第1肖像(1979〜1989年)。1988年銘
メイプルリーフ金貨 肖像 エリザベス2世 1990〜2003年(2003年銘)
第2肖像(1990〜2003年)。2003年銘
メイプルリーフ金貨 肖像 エリザベス2世 2023年銘 1952-2022
第3肖像の最終年、2023年銘。肖像の左に「1952-2022」

とくに知っておいてほしいのが2023年銘です。2022年9月に女王が逝去したあと、カナダ王室造幣局は2023年発行分にエリザベス2世の肖像を最後にもう一度使い、肖像の横に在位期間「1952-2022」を刻みました。エリザベス2世の顔が入った最後の年号であり、追悼の日付が入った唯一の年号です。地金型金貨として金の価値は他の年号と同じですが、店頭では「2023年のものを」と指名される方が少しずつ増えています。

お手持ちのメイプルリーフ金貨がいつ頃のものかは、発行年とあわせて肖像からも判別できます。エリザベス2世時代のものも、金としての価値は現行品と同じ基準で評価されます。

コイン屋として伝えたい、メイプル金貨の偽造対策

金貨を「金の重さ」だけで見ると、メイプルリーフもウィーンもカンガルーも同じ純金です。ただ、コインとして毎日手に取っている立場から言うと、メイプルリーフ金貨がいちばん優れているのはセキュリティです。葉の細かい模様、放射状のライン、そして小さなカエデの「透かし」。カナダ王室造幣局が2013年から段階的に入れてきた仕組みで、店頭で真贋を確かめるとき、私たちが最初に見る場所です。ここは他店ではあまり紹介されていないので、拡大写真でお見せします。

※拡大図は当店で撮影した2023年銘の1オンス金貨です。

1. 放射状のライン — 光の反射で本物が分かる

メイプルリーフ金貨 放射状のライン 拡大

葉の周囲の地金部分に、中心から縁に向かって精密な線が全面に走っています。1本1本の間隔と深さが機械で正確に管理されているため、光を当てると独特の放射状の輝きが出ます。型取りや鋳造の模倣品ではこの均一さが再現できず、手に取って傾けたときの光り方が違います。1オンス金貨では2015年から、小さいサイズにも順次採用されています。

2. マイクロ刻印のスモール楓 — 中に発行年の下2桁

メイプルリーフ金貨 マイクロ刻印 スモールメイプルリーフ 拡大

大きな葉の下、「1 OZ」の左側に、小さなカエデの葉が刻まれています。肉眼では「小さな葉がある」としか見えませんが、ルーペで覗くと葉の中に発行年の下2桁(2026年なら「26」)がレーザーで刻まれているのが分かります。数字は極小で、この精度の加工は一般の設備では再現できません。1オンス金貨は2013年から、1/2・1/4・1/10オンスも順次この刻印が入っています。中古で古い年号のものを見るときは、この数字とコイン表面の年号が一致しているかを確認します。

3. 縁のリーディングと、葉の細かい模様

メイプルリーフ金貨 縁のリーディング 拡大

縁のギザ(リーディング)は等間隔で、削り取りや型取りの痕跡が出やすい場所です。葉の表面も、葉脈の一本一本まで彫りが立っていて、模倣品は全体にぼんやりします。純金は柔らかいので、本物でもフチに小さな打痕が付くことはありますが、模様そのものが甘いものは疑ってよいところです。

店頭で確認している順番

① 重量(1オンス=31.103g)・直径(30mm)・厚み(2.8mm前後)を計る
② 傾けて放射状ラインの光り方を見る
③ ルーペでスモール楓の中の年号を読む
④ 縁と葉脈の彫りの立ち方を見る

加えて2014年以降の1オンス金貨は、造幣局が1枚ずつ表面の微細な特徴をデジタル登録する「Bullion DNA」の対象です。専用リーダーを持つ取扱店であれば、造幣局のデータベースと照合できます。ここまでの仕組みが揃っている地金型金貨は多くありません。買うときも、あとで売るときも、この「確かめやすさ」がそのまま安心につながります。

サイズ展開と選び方

メイプルリーフ金貨は同じデザインで6つのサイズが発行されており、予算に応じて選べます。「1オンスって何グラム?」「1/10オンスはどのくらいの大きさ?」と聞かれることが多いので、500円玉と同じ縮尺で並べました。

メイプルリーフ金貨 サイズ比較 500円玉と同じ縮尺 1オンスから1gまで
サイズ 重量 直径 厚み 額面 ひとこと
1オンス 31.1g 30.0mm 2.9mm 50カナダドル 基準サイズ。500円玉よりひと回り大きく、手に載せるとずしりと重い
1/2オンス 15.6g 25.0mm 2.2mm 20カナダドル 500円玉より少し小さい。1オンスは大きすぎる、という方の中間択
1/4オンス 7.8g 20.0mm 1.8mm 10カナダドル 1円玉と同じ直径。贈り物にも選ばれるサイズ
1/10オンス 3.1g 16.0mm 1.2mm 5カナダドル 当店のおすすめ。小指の爪ほどの大きさで、予算に合わせて枚数を増やせる
1/20オンス 1.6g 14.1mm 0.9mm 1カナダドル 年により発行される極小サイズ。ギフト向け
1g 1.0g 8.0mm 0.5mm 50カナダセント いちばん小さいメイプル。専用パッケージ入りで流通

※1オンス=31.1035g(トロイオンス)。直径・厚みはカナダ王室造幣局の公表規格で、年号により小数点以下がわずかに異なります。

知っておきたいのは、小さいサイズほど1gあたりの価格は割高になることです。製造や流通のコストは重量に比例しないためで、どの販売店でも共通の傾向です。

そのうえで当店が今おすすめしているのは1/10オンスです。理由は単純で、金の相場が上がった今、1オンスは1枚で相当な金額になり、1/10オンスなら予算に合わせて小分けに買い足していけるからです。売るときも1枚ずつ動かせます。当店では1/10オンスの金貨を相場に連動した価格で毎日値付けしています。ただ、余裕があれば1オンスも一度は手に取ってみてください。31gの純金の重さと、大きな面に広がる放射状の輝きは、小さいサイズでは味わえないものです。

メイプル金貨の価格 — 「今日いくら?」の調べ方

メイプルリーフ金貨に定価はなく、価格はその日の金相場で決まります。仕組みはシンプルです。

販売価格の目安 = その日の金1gの相場 × 重量(1オンス=31.1g) + プレミアム(数%程度の上乗せ)

プレミアムの水準はほぼ一定なので、メイプル金貨の価格推移は金相場の推移そのものと考えて差し支えありません。「いま1オンスいくらか」は、金1gの小売価格を31.1倍すればおおよその見当がつきます。当店では金・銀のスポット価格を本日の相場ページで毎朝更新しており、販売価格は各商品ページに日々反映しています。

本日のメイプル金貨の価格(サイズ別)

当店の現行年銘の販売価格です。相場に合わせて1日2回見直しており、この表も自動で更新されます。

サイズ 当店販売価格(税込)
1オンス 735,500円 商品ページ
1/2オンス 388,300円 商品ページ
1/4オンス 200,000円 商品ページ
1/10オンス 81,000円 商品ページ

最終更新: 2026年11月04日 08:26。価格は金相場に連動して1日2回見直しています。表示は更新時点の価格で、ご注文時は商品ページの価格が適用されます。

専門店が見ているポイント

実際に扱っていて感じる、この金貨ならではの強みは次の3点です。

ポイント 内容
換金性の高さ 世界で最も知られた金貨のひとつで、日本国内でも海外でも買い手に困らない
プレミアムの小ささ 発行量が多く流通が厚いため、地金相場に近い価格で売買される
真贋確認のしやすさ 規格が完全に統一されており、重量・寸法・刻印での確認がしやすい

店によって価格が違うのはなぜか — 手数料の話

金貨の価格を調べると、大手地金商・百貨店・コイン専門店で少しずつ数字が違うことに気づきます。金そのものの値段はどの店も同じ相場を見ているので、差が出るのは「その日の金相場 × 重量」に各店が乗せる手数料の部分です。手数料は店ごとの方針で決まり、販売時にも買取時にもかかります。同じ店でも1オンスで数%、小さいサイズほど割合が大きくなります。

ですから「どこが一番安いか」は日によって入れ替わります。相場の動き方や各店の在庫状況で、同じ店が安い日も高い日もあります。比べるなら、複数の店で同じ日・同じサイズの販売価格と買取価格を、その日のスポット価格と並べて見るのが確実です。当店は相場に連動して毎日値付けしており、上の表でその日の価格を確認できます。

ひとつだけ注意点を挙げるなら、純度99.99%の金は想像以上に柔らかいことです。爪で引っかいただけでも線が付きますし、素手で直接つまむと指の跡や小さな傷が残ります。地金型金貨は多少の傷で金としての価値が失われるわけではありませんが、買取のときは傷がないほうが望ましく、状態の良いものは気持ちよく取引できます。付属のクリアケースやカプセルに入れたまま保管するのが基本で、ケースがない場合でも、コイン用のフリップや柔らかい布で包むなど何かしらの保護は必ずしてください。

メイプル金貨の買い方 — どこで買えるか、支払い、海外で買うとき

「どこで買えるの?」は店頭でもいちばん多い質問です。売っている場所は大きく4つあります。

買える場所 特徴
大手地金商・百貨店の貴金属売場 安心感があり、全国に窓口がある。新品のみで、価格は各社の手数料次第
コイン専門店(当店など) 相場連動で毎日値付け。旧年号や中古も扱い、買取窓口が同じ店にある
通販サイト・フリマ・オークション 価格は幅広いが、真贋は自己責任。写真だけでは偽造対策の確認ができない
海外の販売店 現地では安く見えても、日本に持ち込む際に輸入消費税と申告が必要。差額は思ったほど出ない
  • 支払い方法 — 金貨は相場商品のため、多くの店でクレジットカードが使えません。当店も金貨は銀行振込か代金引換でお願いしています。
  • 本人確認 — 1回の取引が200万円を超える場合は、法律で本人確認書類の提示が必要です。1オンスを3枚以上買うと該当します。
  • 新品と中古 — 地金型金貨は年号で価値が変わらないので、傷のない中古(旧年号)は新品より少し安く買える「お得な選択肢」です。当店では買取で入った旧年号のメイプル金貨を、状態を明記して販売しています。
  • 付属品 — 新品はクリアケース(カプセル)入り。証明書や保証書、シリアルナンバーは元々ありません(次のFAQ参照)。

メイプル金貨の買取価格の見方

売るときの価格も、基本は同じ計算です。

買取価格の目安 = その日の金1gの相場 × 重量 −(店ごとの手数料分)

メイプルリーフ金貨は世界共通の規格で真贋確認がしやすいため、販売価格と買取価格の差(手数料分)が小さい、つまり換金で目減りしにくいコインです。買取査定で見られるのは主に次の点です。

  • 年号・肖像による減額は基本なし — エリザベス2世時代のものも同じ「1オンスの純金」として査定されます
  • 状態 — 大きな凹みや削れがなければ、多少のスレは大きな減額になりません。純金は柔らかいので、査定に出すまでケースや布で保護しておくと安心です
  • 付属品 — カプセル・クリアケース入りだと取引がスムーズです

買取店を比べるときは「グラムいくらか」だけでなく、その日のスポット価格に対してどのくらいの水準かを見るのがコツです。当店でもメイプル金貨の買取を行っています(買取のご案内)。

保管方法 — 純金は想像以上に柔らかい

メイプルリーフ金貨は純度99.99%なので、変色やサビの心配はほぼありません。気をつけるのは傷だけです。純金は爪で引っかいただけでも線が付くほど柔らかく、素手でつまむと指の跡が残ります。

  • 付属のクリアケースに入れたまま保管するのが基本。開けて眺めるときも、コインの縁を持つ
  • ケースがない場合は、コイン用のフリップ(透明の紙ケース)か柔らかい布で包む。裸のまま引き出しや小銭入れに入れない
  • 複数枚は重ねない。コイン同士がこすれてフチに打痕が付く
  • 置き場所は湿気の少ないところなら十分。金は空気や水で変質しないので、乾燥剤は不要

買取に出すとき、傷の有無で査定額が大きく変わることは多くありませんが、状態の良いものはやはり気持ちよく取引でき、再販時の値付けも上げやすくなります。

銀貨・プラチナ貨もある「メイプルファミリー」

メイプルリーフ銀貨 1オンス

同じデザインでメイプルリーフ銀貨(1988年〜、純度99.99%)とプラチナメイプル(1988年〜)も発行されています。特に銀貨は1枚1万円台から手に取れるため、「まず銀貨から始めて、慣れたら金貨へ」という方も多くいらっしゃいます。当店ではメイプルリーフ銀貨も常時取り扱っています。銀貨の値段の決まり方、白い斑点(ミルクスポット)、年号による違いは、メイプルリーフ銀貨の記事にまとめています。

他の主要金貨との比較

金貨 発行国 純度 特徴
メイプルリーフ カナダ 99.99% .9999の元祖。流通量・知名度とも世界トップ級
ウィーン オーストリア 99.99% 楽器デザイン。ヨーロッパの定番で、日本でも流通が厚い
ブリタニア イギリス 99.99%(2013年〜) ロイヤルミント(英国王立造幣局)。2021年から潜像・マイクロ文字など独自の偽造対策を搭載
イーグル アメリカ 91.67%(22金) アメリカ造幣局。合金で硬く扱いやすい。米国内での換金性は随一
クルーガーランド 南アフリカ 91.67%(22金) 世界初の地金型金貨(1967年)。硬く傷に強い

純金(.9999)は色が濃く柔らかい、22金は硬くやや赤みがある、という違いはありますが、いずれも世界中で換金できる定番金貨です。当店の店頭でメイプルと最後まで比べられるのは、同じ純金のウィーンとブリタニア、それに22金で傷に強いイーグルです。偽造対策で選ぶならメイプルとブリタニア、扱いやすさで選ぶならイーグルというのが、それぞれの強みです。

よくあるご質問

Q. メイプルリーフ金貨はいくらで買えますか?

その日の金相場に連動するため固定の価格はありません。1オンスの目安は「金1gの小売価格×31.1g+数%のプレミアム」です。当店の販売価格は各商品ページに毎日反映しています。

Q. 古い年号のものと新しい年号、どちらが良いですか?

地金型金貨なので、年号による価値の差は基本的にありません。エリザベス2世肖像の旧年号も現行のチャールズ3世も、同じ「1オンスの純金」として評価されます。状態の良さのほうが重要です。

Q. 偽物が心配です。

知名度が高いぶん模倣品も存在します。重量(1オンス=31.103g)・直径・厚みの規格確認に加え、放射状ラインとマイクロ刻印のスモール楓(偽造対策の章で拡大写真を掲載しています)を見れば、店頭でもかなりの確度で判別できます。信頼できる販売店で購入するのが第一の防御です。当店では真贋確認のうえで販売しています。

Q. 手持ちのメイプルリーフ金貨を売りたいのですが。

当店で買取しています。地金型金貨はその日の相場に基づいて明確に査定できる、買取に最も向いたコインです。傷や汚れがあっても金の重量分の価値は変わりませんので、まずはお気軽にご相談ください。買取のご案内はこちら。

Q. メイプル金貨はどこで買うのが安いですか?

貴金属地金商・コインショップ・オンラインショップなどで購入できます。同じ日であれば金としての価値は共通なので、価格差は「プレミアム」の差です。スポット価格に対する上乗せ幅に加えて、送料・真贋確認の体制・将来の買取窓口の有無まで含めて比べるのがおすすめです。

Q. 証明書やシリアルナンバーは付いていますか?

付いていません。メイプルリーフ金貨は法定通貨として造幣局が発行する硬貨なので、地金バーのような証明書(アッセイカード)やシリアルナンバーはなく、ホログラムもありません。「証明書がないから偽物では」と心配される方がいますが、それが本来の姿です。本物かどうかはコイン自体の偽造対策(放射状ライン・マイクロ刻印)と重量・寸法で確認します。

Q. メイプルとウィーン金貨、どちらがいいですか?

どちらも純度99.99%で、金としての価値も換金のしやすさも同等です。違いは偽造対策とデザインで、確かめやすさを重視するならメイプル、楽器のデザインが好みならウィーン、という選び方で差し支えありません。当店では両方を扱っていますので、店頭で並べて見比べていただけます。ウィーン金貨のサイズや選び方はウィーン金貨の記事にまとめています。

Q. 金貨と金のインゴット(延べ棒)、どちらが得ですか?

同じ重量ならインゴットのほうが手数料はわずかに低い傾向がありますが、金貨には「1枚ずつ売れる」「世界中の店で現物確認だけで換金できる」「額面付きの法定通貨で見た目にも価値が分かる」という利点があります。小分けにして持ちたい・将来少しずつ売りたい方には金貨、まとまった量を一度に持つならインゴット、が目安です。

Q. ペンダントや枠に加工したメイプル金貨も買い取ってもらえますか?

買い取れます。枠から外せる場合はコインとして、外せない場合や枠の爪で傷が付いている場合は金の重量で査定します。枠の部分(18金など)は別途その品位で計算します。写真を送っていただければ目安をお伝えしますので、まずはご相談ください。

Q. いちばん小さいメイプル金貨はどれですか?

1gの金貨(額面50カナダセント)で、直径8mmです。次に小さいのが1/20オンス(1.6g・14.1mm)です。ただし小さいほど1gあたりの価格は割高になるため、「金を持つ」目的なら1/10オンス以上をおすすめしています。

Q. 初めて金を買うのですが、何から調べればいいですか?

相場の見方や買い方の基本は金・銀投資の初心者向けガイドにまとめています。あわせてどうぞ。

販売中のメイプルリーフ金貨

当店で現在ご注文いただける商品です。価格は相場に応じて日々変動し、お取り寄せ品を含みます。

メイプルリーフ金貨の一覧を見る →

まとめ

メイプルリーフ金貨は、「純金の金貨」という新しい基準を世界に示し、45年以上その先頭を走り続けてきた定番中の定番です。変わらないデザイン、厚い流通、そしてコインとして群を抜いた偽造対策——初めての1枚にも、資産の核にも据えられる懐の深さがあります。実物の放つ質感は写真では伝わりきらないので、機会があればぜひ一度手に取ってみてください。

この記事で紹介した銘柄は、恵比寿コインで販売しています

メイプルリーフ金貨の商品を見る →

この記事を書いた店
恵比寿コイン(運営: MKインターナショナル株式会社/東京・恵比寿)
恵比寿の実店舗とオンラインショップで、地金型コイン・記念コインの販売と買取を行っている専門店です。メイプルリーフをはじめとする地金型金貨・銀貨は毎朝のスポット相場確認から仕入れ・値付け・買取査定まで日常的に扱っています。記事中の相場観はその実取引の体感に基づくもので、将来の価格を保証するものではありません。

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